JAAアロマコーディネート協会香羅夢 No.61

2012年の話になりますが、「浸出油『櫻』との出合い〜沖縄の自然が教えてくれたもの 」という記事がJAAアロマコーディネート協会の香羅夢No.61に掲載されました。その内容をこちらにも載せたいと思います。
出張マッサージJAAアロマ 浸出油『櫻』との出合い〜沖縄の自然が教えてくれた事〜
JAA正会員 佐久間 晴美(東京都)
2006年3月月桃に導かれるまま、知人もまったくいない沖縄に移り住み5年ほど自宅サロンをしていました。そこで出合った優しい香りたちと沖縄の自然のパワーを伝えたくて2011年夏に東京に戻ってきました。
アロマとの出合い
私が初めてアロマに出合ったのはもう十数年前 朝のTV番組の中でした。 その頃青山通りでバイトをしていた私はアロマショップがバイト近くにオープンしたことを知りその日のバイト帰りに立ち寄ることしました。
ショップの店員さんから好きな香りを選んでくださいって言われたけど風邪をひいていて匂いなんてわからず・・・・そしたら耐熱ボールにお湯を入れてそこにユーカリオイルを数滴垂らし目をつぶってゆっくり吸入にして下さいといわれました。言われた通りにしてみると不思議な事に鼻の通りがよくなってすごく感動した事を今でも鮮明に覚えています。これが私の精油との出合いです。 風邪をひいていたにもかかわらずよく行ったなとアロマとの出合いの話をする度に思うのですが風邪をひいていたからこそ植物の持つ自然のパワーを体感できたのかもしれません。
月桃にひかれて沖縄へ
和の精油を探しているときに月桃という精油を知りました。 月に桃という漢字がきれいでこれをゲットウと読み沖縄産という事を知りましたが、その頃ネット上でゲットウの情報はほとんどなく、月桃を知ってから一年ほどして香りをかぐことが出来たのです。香りは想像していたものと違っていましたが、ますます月桃にひかれ、そして『いつか自分でサロンをする時にはこの名前を使いたい』そう思っていました。 そして月桃に会いに沖縄へ。もちろん沖縄に行くのは初めてだったのですが、2度目に沖縄を訪れた時には住むところを決め、三度目は引越しで沖縄入りしました。
沖縄でサロンを開こうと思った時には、昔ながらの赤瓦の家や、海が見える部屋でなどを思い描きましたが、実際は自宅兼用で借りたアパートの一室。そこで精油を使ったトリートメントを始めました。せっかく沖縄に来たのにという思いが募ってきました。
沖縄のスーパーには東京では見たことのない野菜がたくさん並んでいて、アロエベラ、ふーちばー(蓬)など昔民間療法で使われているようなものも野菜として食していました。そこで食せるものでオイルを作れたらいいなという思いが・・・・。
月桃も葉にもち粉を包んで蒸して食べる(ムーチー)習慣があり、沖縄の方にとってはおいしい香りなんです。 お茶もありますし・・・・そこで浸出油を作ってみることにしました。 沖縄のお客様に出来上がった香りをかいでいただいたとき、「おばぁが作るムーチーの香りだね」と言っていただけその後、うっちん(ウコン)・ふーちばー(蓬)のオイルを浸出、琉球アロマ月桃(サンニン)オリジナルオイルが誕生。精油を手放し浸出油でトリートメントをすることにしました。
そんなある日、緋寒さくらの実を枝ごと頂いたとき袋の中がとてもいい香りがしたので、さくらの葉も浸出してみることにしました。出来上がった香りは、暖かく優しい包み込むようなホッとするような香り。そしてさくら餅のおいしい香りでもあります。この香りに出合って沖縄の方が月桃の香りをかぐとおいしい香りがするという感覚がなんとなくわかるような気持ちがして、そして心に働きかける香りの力を感じられた瞬間でもありました。暖かく優しいこの香りに桜ではなく「櫻」とつけました。 それから街を歩く時には、道端の葉の香りをかいだり、気になるものを見つけては浸出できないかなと考えるようになりました。沖縄の自然が教えてくれた事です。
JAAに通い始めた最初の頃、「香羅夢」で楢林先生の記事に精油の作用を覚えるのに「パラケルススの特徴類似説」が紹介されていました。それがずっと頭の中に残っていて、アロマに初めて触れる方には「特徴類似説」を使って説明をしたり、自分の中でも一番しっくりしていたのでしょうね。沖縄にきてそれを体感し、東京では見たことのない沖縄県産野菜の食べ方をネットで調べる時にその野菜の成分などを調べて「やっぱりそうなんだ」と実感していったのだと思います。
きっと沖縄に来なかったら肌で感じられなかった事だと思うし、東京にいた頃はクラフトにも興味がなかった私が自分で香り浸出するなんて考えられなかったことです。
東京に戻る少し前、大きな台風が来て木々はほとんど枯れてしまいました。
もちろんさくらの木も折れたり、葉は枯れぼろぼろになってしまいました。帰る前にもう一度、浸出油を作ろうと思っていたのですがあきらめていました。帰る数日前、さくらの木から新しい葉が出ていてとてもいい香りを放っていました。ほんの少し頂いて浸出したオイルは今までとはちょっと違う香りがします。また、京都に住んでいる友人に桜の葉を送ってもらって浸出したり、横須賀の桜の葉を浸出したりしていますが、香りがそれぞれほんの少し違います。その土地の土、太陽、風など・・・・育った環境によって香りが違うのですね。
ある方から「香りに性格がでているよね、同じもの作りをしているからすごくよく感じられるよ」なんていっていただけたり、私から生まれた香りたちがたくさんの出会いを繋げてくれています。
小さなサロン『琉球アロマ月桃(サンニン)』
サンニンとはゲットウの方言です。ゲットウよりサンニンの方が優しい響きなのでこちらにしました。 月桃はショウガ科の植物で葉が両手を広げているような感じなんです。強くて優しい月桃に守られここまでたどりついたように思います。そして櫻の香りは暖かく、心の奥がほっとするような香りのイメージがするのです。そんな櫻の香りにであって、心をよしよししてもらっているように思います。 そんな香りたちと共に沖縄ハーブを、優しい香りたちを、少しでも知っていただけるように発信していきます。そして月桃(サンニン)のような、強くそして優しい空感をめざして。
琉球アロマ月桃(サンニン) 佐久間 晴美


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